5/4にプエルト・ナタレスの町中で発見した、色々な意味で衝撃的なお寿司屋さんのレポートです。
SUSHI
という単語が目に入りました。
日本のスーパーで刺身とかの原産地を見ると、「チリ産」であることって、けっこう多いですよね。
ここは「チリ」であり、「しかも港町」です。
新鮮で美味しいお寿司を食べられるんじゃないか。
そんな風に期待して入店してみました。
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お寿司屋さん
寿司以外にも、いろいろあるみたいです。
yakisoba
とか、
yakimeshi
とか。
でも、
shirachi
ってのは何ですかね?
これってピカソのゲルニカでしたっけ?
いきなり度肝を抜かれました。
しかもお香をたいています。
「強い香水をつけてお寿司屋さんに入ると注意される」
なんて話をたまに聞いたりしますが、このお店はむしろ積極的に香りをつけています。
しかもジェームス・ブラウンの曲が爆音でかかっています。
↑有名なこの曲です
「和風にしよう」っていう意思が、これっぽっちも感じられません。
でもこれくらい潔いと、逆に好印象かもしれません。
まだ注文もしていないのに、ツッコミ所が多すぎて困ってしまいます。
これは期待以上の収穫が得られるかも。
割箸を使っているあたり、なかなか粋ですね。
漢字らしき文字が書かれていますが、これはよくわかりません。
かなり強くお願いして、厨房を見学させてもらいました。
いや、だってねぇ、、、、
これは見ないわけにはいかないでしょう。
色々な意味で。
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寿司職人のジーススさん
寿司職人のジーススさん。
思いっきり普段着です。
海外で長ネギを見るのは、とても珍しい気がします。
あとは毎度おなじみのサーモンです。
謎の容器からご飯が出てきました。
酢飯なのかどうかは謎です。
さっきのサーモンの切り身は小さすぎたということで、大きなサーモンをさばき始めるジーススさん。
少し危なっかしい手捌きで、包丁を入れていきます。
いよいよ寿司を握るときがやってきました。
どうやって寿司を握るのか
これを見たかったのです。
なんと!一気に2つのシャリを握っています!!!
凄いです。
まるで「将太の寿司の強敵」みたいなテクニックです。
でもよく見てみると、
「寿司を握る」
というよりも、
「拳を握る」
という感じの手捌きです。
片手でシャリをつかんで、力いっぱいに手を閉じて、何回も何回もニギニギとしています。
これはビックリです。
全く予想できなかった展開でした。
エストニアのタリンの寿司キャット(猫耳寿司店)でさえ、両手を使って握っていたのに。
(握っていたというか、こねていた感じでしたが)
参考記事:寿司キャット再び
無事に握り終わってドヤ顔のジーススさん。
大きな仕事をやり遂げた男の顔です。
正直言ってあまり上手には見えなかったのですが、
それは私が素人なせいであって、
実はもの凄いテクニックなのかもしれません。
笑いをこらえきれなくなってきたので、
席に戻ることにしました。
見学させていただいてありがとうございました。
(失礼な表記になってしまいごめんなさい)
この画像だけ見て、
「あっ、お寿司屋さんですね」
って解ったら天才です。
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寿司16ピースセット
来ました来ました。
寿司16ピースセット 7,300ペソ(≒1,533円)
16ピースっていうか、細巻きを切り分けただけじゃないですか、、、
ちなみにサーモン握り2カンは、無料でつけてもらいました。
「寿司の本場から来た日本人が熱心に見学してくれた」という事で、そのお礼にプレゼントしてくれたみたいです。
醤油はキッコーマン。
少なくとも容器はキッコーマン。
これはちゃんとした醤油の味でした。
合格。
別の角度からもう1枚。
緑色のはアボカドです。
中央にある黒い線はソースです。
他にも寿司下駄の形状についてとか、ごま塩についてとか、ツッコミどころが多すぎて困ってしまいます。
でもある意味期待通りというか、期待以上のものが出てきたので満足です。
↑昼食
サーモン握りは、シャリが流線型フォルムになっていました。
これは凄い、、、斬新です。
「口に入れやいように」、という気遣いなんだと思います。
いや、本当は思ってませんが。
気になるお味のほうですが、
まあ見た目通りかな
と言っておけば、だいたい分かって頂けるかと思います。
でもビックリしたことがひとつ。
醤油よりもソースの方が合うんです。
「地球のウラ側にもうひとつの違うSUSHI(寿司)があった」
by 無職旅
元ネタは元ヤクルトスワローズの、ボブ・ホーナーです。
私は西武ライオンズファンですが、未だに最強外国人はホーナーだと思ってます。
あちらのお客様は、yakisobaを食されていました。
鉄板に乗っていたし、普通に美味しそうにみえました。
こんな感じで私も写真を撮りまくっていますが、私自身も店員さんに写真を撮られました。
日本人の来店は、宣伝材料になるのかもしれませんね。
見学させてもらったお礼に、こっそりと折鶴を作ってテーブルに置いておきました。
「無職旅はクールに去るぜ」
最後に他のお客様をちょっと見学。
意外と流行ってるんです、このお店。
寿司セットにgyosaも入っていました。
もう突っ込む気力は残っていません。
折り紙に感激
会計後、さっきの折鶴が見つかってしまいました。
ワオ!これはオリガミ!!
これあなたが作ったの!?
作るところ見せて!!お願い!!!
というわけで、もう1つ作製する事になりました。
魔法でも見ているようなお姉さんの表情が印象的でした。
そして、
「トリップアドバイザーに『美味しかったよ』って口コミ書いてね!」
と頼まれました。
とてもいいお店だとは思いますが、、、味の方は、、、、
う~ん、、、
そんな感じの、プエルト・ナタレスのお寿司屋さんのレポートでした。
海外のお寿司屋さんって、ネタになる事が多いので大好きです。
もちろん値段以上の満足を得られました。
お寿司 100円
面白さ 1433円+アルファ
といったところでしょうか。
来て良かったです。
参考記事:寿司と雑貨(ブルガリア)