「昔のインド旅シリーズ」5日目の後半。
メヘラーンガル砦を見学している続きです。
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メヘラーンガル砦の内部です
絵画の内容も、これまでに見てきたものとは全然違います。
とても新鮮な感動がありました。
ちなみに近代の乗馬ズボンは、ジョードプルで発明されたらしいです。
(本当かどうかは未確認ですが)
メヘラーンガル砦は、ジョードプルの丘の上に建っています。
上から見ても格好いいですね。
壁とか塔の感じがとてもガチです。
なんとなくポストカードも買ってみました。
ジョードプルの町は「ブルーシティ」と呼ばれています。
その名のとおり、建物の色は青で統一されています。
ここで転機ともいえる出来事が
セルフタイマーを使って記念撮影していたら、大学生くらいのインド人4人組が近寄ってきて、そのうちの1人が英語で話しかけてきました。
イ:「ハロー!あなたは日本人?写真撮ってるの?手伝おうか?」
私:「いや、、、別に、、、」
イ:「次は一緒に記念写真撮ろうよ!」
私:「なんで?」
私は顔をしかめて、少し面倒くさそうに答えました。
インドには悪い人がたくさんいます。
特に向こうから話しかけてくる人には注意が必要です。
なのでこのときも、
・カメラを盗んで逃げる
・並んだ時にポケットの中身を盗もうとする
・撮影料とかチップを強要する
という危険があると判断して、追い払おうと思ったわけです。
さて、この後どういう手に出てくるのか。
きっとしつこく色々な事を言ってくるでしょう。
と思ったらね、
この青年、すごく悲しそうな顔をしているんですよ。
ガッカリしたような感じで何かをつぶやいて、そして立ち去っていきました。
多分この青年は、普通に記念写真を撮りたかっただけなのでしょう。
それなのに私は冷たく断ってしまいました。
でもこれでいいのです。
仕方ないのです。
時には失礼にあたるかもしれませんが、安全に旅をする事が一番大切ですから、声をかけられても相手にしない方がいいのです。
……本当にそうなのかな?
砦の後は、歩いて宿まで戻りました。
【旅日記の内容】
なんだか切なくなった。
私はインドの人々(特に子供)を無視して歩いている。
客引きも完全に無視している。
そのため無事に、スムーズに旅をできている。
たぶん正しい旅のスタイル。
でもそれで本当にインドを楽しめるのか?
疑問になってきた。
数日前からなんとなくモヤモヤしていた事が、さっきの出来事でさらに大きくなりました。
青年の悲しそうな顔が忘れられません。
とはいえ、すぐに自分を変える事はできません。
変えるべきなのかどうかも解りません。
でもあれこれ考えるべきだと思いました。
*先にネタばらしをしてしまうと、この解は数日後に出ました。
宿に戻ってシャワーと洗濯。
服も体も砂まみれでした。
この頃からタオル脱水をしていたのですね。
参考記事:旅の洗濯術
シェイク 40ルピー(≒120円)
冷たくて美味しかったです。
洗濯の後に荷物をまとめてチェックアウトしました。
ジョードプルチャーハン 60ルピー(≒180円)
コクがあって美味しかったです。
「かなり辛いよ!」と脅されたのですが、ピリ辛くらいでした。
意外とインド人は辛いものを食べないのかも?
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次の町へ
16:00頃、ジョードプルのバスターミナルに来ました。
次の街へは列車で移動する予定でしたが、スケジュールを再検討した結果、バスに変更しました。
ジョードプル⇒ジャイプル(バス) 230ルピー(≒690円)
「デラックスバス」という名前のオンボロバスでした。
セブンアップは20ルピー(≒60円)。
お菓子は10ルピー(≒30円)。
ほぼ定刻通りにジョードプルを出発しました。
ジャイプルまでは8時間近くかかるのですが、その間、一度も席を立ちませんでした。
荷物もずっと抱えていました。
まだまだインドを強烈に警戒しています。
ジャイプルに到着
24時頃、やっとジャイプルに到着です。
歩いて目当ての宿に向かいます。
リクシャー(3輪タクシー)の客引きもいましたが、自分で歩いた方が安全と判断しました。
ひと気のある大通りを歩いたので、治安の心配は感じませんでしたが、野良犬の声が怖かったです。
どこかの宿に到着。
シングルルームで600ルピー(≒1800円)もしましたが、安い宿を探す気力は残っていませんでした。
かなり疲れたので一瞬でベッドに横になりました。
おやすみなさい