2014年4月10日 木曜日 ラホール(パキスタン)
おはようございます。
昨日パキスタンに来たばかりですが、小心者の私は1日だけでインドに戻ることにしました。
ラホールは比較的安全な町だと思っていたのですが、意外とそうでもなかったみたいです。
後で外務省の海外安全ホームページを見て驚きました。
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ラホールで起きたテロ情報
2011年1月 市場で爆弾テロ、16人死亡
2011年3月 塔付近で爆弾テロ、3人死亡
2012年4月24日 駅付近で爆弾テロ、3人死亡
2013年7月6日 市場で爆発、5人死亡
2013年10月10日 市場で爆発、1人死亡
2014年4月1日 「武装勢力が外国人を狙ったテロをする」という情報をアメリカ大使館が入手し注意喚起
これらは全てラホールについての事です。
こんなにたくさんあったのですね、、、
事前に知っていたら、来るのをためらったかもしれません、、、
インドへ出発する前に、朝食を食べに外出しました。
同じ宿のドイツ人のべラットさんと一緒です。
このお店にします。
朝食
甘いポテト、豆のカレー、揚げたパンのセットです。
パンを1回おかわりして、料金は54パキスタンルピー(≒57円)でした。
揚げたてのパンが美味しかったです。
カレーもいい味していました。
ラッシー 60パキスタンルピー(≒63円)
ヨーグルト飲料のラッシー。
とても美味しかったのですが、この量はヤバいのでは?と思いました。
これから長距離移動するので、お腹がゆるくならないか心配です。
(でも大丈夫でした)
野菜を切っているおじさん。
ラッシーをかき混ぜるおじさん。
ちょうど席が空いていますが、地元の人で賑わっていました。
最後にこういうお店で食事をできて良かったです。
でもドイツ人のべラットさんはこういうのに不慣れなのか、あまり食が進んでいない感じでした。
観光してからインドへ移動します
宿の支配人のサジェッドさんに、リクシャー(3輪タクシー)を手配してもらいました。
宿⇒庭園観光⇒国境というコースで、1人600パキスタンルピー(≒630円)です。
べラットさんと2人で乗ります。
多分もう少し値切れたと思いますが、パキスタンでは言い値でOKした事が多かったです。
そういう気分だったのかも。
10時頃に宿を出発。
リクシャーの後ろにちょこんと並んで乗ってるのが可愛いです。
こちらは大荷物ですね。
30分くらいで最初の目的地に到着。
シャリマール庭園というところです。
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シャリマール庭園
入場料は200パキスタンルピー(≒210円)。
左がべラットさん、右がリクシャーの運転手さんです。
広くて立派な庭園です。
いつの間にか一人増えました。
中央の青い人は、ガイドさんのようです。
……これはまずい
料金の話とかもせず、いつの間にか自然な流れでガイドが始まっています。
これは最後にガイド料金で揉める可能性が高いです。
もし私一人だったら、
「いや、ガイドいりませんので、、、ごめんなさい」
って断るのですが、べラットさんがしっかり説明を聞いているので、そういう訳にもいきませんでした。
中東の造園技術は、けっこう高いと思います。
イランもそうでしたが、花壇の出来も素晴らしい事が多いんですよね。
中東の人は意外と花が好きなのかも?
マジックで落書きがたくさんしてありました。
「写真撮ってくれよ」のジェスチャーに応えました。
べラットさんは彼らを無視しましたが、私は撮影しました。
アイス屋さんのイラストが独特です。
ガイドをしてもらったのだから、お金を払うのは当然だと思います。
でも私の残金は60パキスタンルピー(≒63円)しか無いんです。
なので頃合を見て、こう言っておきました。
「庭園の説明ありがとうございます。でも私は60ルピーしか持っていないので、これ以上あなたの説明を聞く資格はありません。ごめんなさい」
ガイドさんは少し気まずそうな表情をしたものの、とりあえず納得してくれたようです。
シャリマール庭園は世界遺産に登録されています。
40分くらいで、ざっとシャリマール庭園の見学が終了しました。
なかなか良かったです。
ここで私はガイドさんに60パキスタンルピー(≒63円)を、チップとして支払いました。
ガイドさんは少し物足りない様子でしたが、私は実際にこれしかお金が無いので仕方ありません。
お金を受け取ったあと握手して終了です。
で、それを見ていたべラットさん、
「え!?お金払う必要があるの!?」
と言ってしまいました。
ガイドさんはその態度が気に入らなかったのか、
「そうですよ、ガイド料は200パキスタンルピー(≒210円)ですよ」
と、強気に出てきました。
べラットさんはガイド料の支払いに超困ってしまいました。
彼の残金は40パキスタンルピーしかありませんでしたので。
バッグを開けて、必死で小銭を探しています。
「ガイド料高いよ」
とか、
「お金ないから払えないよ」
とか、
「有料なら最初に説明すべきでしょ?」
とか、
「彼は60ルピーしか払ってなかったよ」
とか、
そういう抗議もせずに、ただただ困っていました。
結局はリクシャーの運転手さんに借金をして、ガイド料を支払っていました。
べラットさんは34歳のドイツ人男性で、身長も185cmくらいあります。
でもあまり強気になれない性格のようです。
意外でした。
助け舟を出そうかとも思いましたが、これは彼ら2人の問題ですので、私は静観する事にしました。
(私もお金を持っていませんし)
そんなこんなで庭園見学を終えて、国境に向かいました。
べラットさんはリクシャーの運転手さんに借金をしましたが、
借りたお金が200パキスタンルピー(≒210円)なのに、
なんやかんや言われて、
結局はしぶしぶ350インドルピー(≒595円)を返済していました。
国境
1日ぶりのワガ国境です。
まずはパキスタン側の国境施設に入りました。
入国時と同じ書類を記入して、パスポートにスタンプを捺してもらって、あっさり手続きが終わりました。
税関の検査は何もありませんでした。
例のセレモニーをやる国境ゲート施設です。
さようならパキスタン。
1泊2日だけでしたが、強烈に印象に残りました。
行って良かったです。
ここまでパキスタン
ここからインド
ここで日本人旅人とすれ違いました。
彼はこれからパキスタンに入国し、ペシャーワルに行って峠を越えて中央アジアに行くそうです。
って、つまりアフガニスタンに行くって事でしょうか!?
名前も聞きませんでしたが、どうかお気をつけてください。
あと40ルピーありがとうございました。
ただいまガンジー。
これからインドの入国手続きです。
つづく