7月15日に、ベイルート散策をした後の話です。
宿の近所の、シャール・ヘロウというバスターミナルです。
レバノンに来たばかりですが、もうシリアに向かいます。
これに乗ることにしました。
料金は14000レバノンポンド(≒840円)。
乗用車、ミニバス、大型バス、色々あって、
値段も出発時間も異なります。
安全性と快適性を重視して、大型バスにしました。
バスターミナルで2時間も待ちましたが。。。
バスの遅れを熱弁する運転手。(推定)
広くて快適です。冷房もバッチリです。
待った甲斐がありました。
17:15ごろ、ベイルートを出発です。
19:15ごろ、国境に到着。
出国はスムーズでした。
が、シリア側の入国が、色々とエキサイティングでした。
その1:アメリカ人親子
まさかの入国拒否。
といっても意地悪ではなく、ビザが無かったようです。
日本人は陸路国境でシリアのビザを取得できるのですが、
アメリカ人は取得できないようです。
バスを降りて、ベイルートまで引き返す事になっていました。
でも、、この人たちの態度も悪かったので、
正直なところあまり同情できませんでした。。
母と娘だったのですが、
・母 ずっとガムをクチャクチャして、高圧的な感じ
・娘 ノースリーブで、腕全体に女神のタトゥー
こんな感じで。
いや、別にアメリカの悪口を書きたいわけじゃないんですよ。。
こういうでき事があったというだけです。
その2:イラン人割り込み
上記親子のため、窓口でずいぶん待たされました。
そしてやっと私の順番になりました、、、
と思ったら、イランのパスポートを20冊持った男が、
私の前に割り込んでくるではありませんか!
そして職員にお金を渡していました。
ワイロなのか!?
噂には聞いていましたが、現場を見たのは初めてです。
ムカっときました。
が、5秒後にはワクワクしていました。
私がいくら出せば、この割り込みを無効にできるのだろうか?
そんな事を思いついてからは、楽しくて仕方ありませんでした。
いつ、どのタイミングで、いくら渡そうか。
緊張しながら、ドキドキしながら、様子を伺いました。
ジャパンマネーを舐めるなよ!なんて思いつつ。
結果
何もしていないのに、私のパスポートを先に処理してくれました。
日本人だから親切にしてくれたのか、
あるいは割り込みとは別の意味のワイロだったのか。
真相は不明ですが、ちょっと拍子抜けしました。
その3:職員大ゲンカ
ここまでの話とは無関係に、殴り合いをしている人がいました。
その4:大男急接近
130kgくらいありそうな大男が、私の後ろから激突してきました。
意味不明です。
色々ありましたが、無事にシリアに入国できました。
3日間有効なトランジットビザが、8ドル(≒720円)でした。
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ここからシリア
21:00頃、シリアの首都、ダマスカスに到着しました。
ちょっと郊外の、ガラージュ・ソーマリーエというバスターミナルです。
どうやって街中に行こうか。
迷う間もなく、そこらへんの子供とおっちゃんが教えてくれました。
安心したので、とりあえず食事。
肉のサンドイッチ 50シリアンパウンド(≒100円)
残念ながら、あまり美味しくありませんでした。
熱心に地球の歩き方を見ています。
ここからレッドバスで、市内に向かいました。
料金は5シリアンパウンド(≒10円)。
アッサアダという宿にしました。
ドミトリーで、一泊500シリアンパウンド(≒1000円)。
朝食込みです。
ブルガリアのリラの僧院で会った日本人と同室でした。
約3週間ぶりに、3つ国境を越えての再開です。
いやー、旅って面白いですね。
けっこう疲れも溜まっていたので、とっとと寝ました。
おやすみなさい。
余談
現在、ダマスカスのネットカフェで、ブログを作成しています。
ちょっとブログに時間かけすぎかなぁ、、と思ったのですが、
それもアリだと思う今日この頃です。
中東で、特にシリアでは、多くの人に親切にしてもらいました。
そのお礼に、自分に何ができるか?
直接、恩返しすることはできません。
だから、せめてブログで、シリアの魅力をたくさん伝えたい。
そう思うようになりました。
ろくに観光もせず、3時間も執筆していますが、気にしない事にしました。
ブログを読んでくれた皆さんが、
「シリアっていいところなんだなあ。予想外だなぁ。」
と思ってくれると嬉しいです。