10月15日に、グラナダで電車に乗ったところからです。
普通のローカル列車。
グラナダの出発時刻は13:50です。
アルヘシラスの到着時間は、、、、18:41ですか。
はい?
約5時間!?
予想外の長旅がスタートです。
基本的には田舎の路線です。
この農作物は何なんですかね?
移り行く景色が楽しいです。
備蓄オレオ。
私が持っているのは、これと水道水200mlだけです。
ローカル線なので、食堂車の類も無し。
大事に消費しないと。
これを食べたのが15:30頃なのですが、
まだ全行程の1/3以下なんですね。。遠いなぁ。
でも、飽きそうで飽きないんですよね。
基本的に、ずっといい景色なんです。
そんなこんなで、グラナダから約5時間。
スペインのほぼ南端のアルヘシラスに到着です。
思ったよりも小ぢんまりとしています。
まずは宿探しです。
時刻は19:00ちょっと過ぎ。
いつもなら、このままフェリー乗り場へ直行して、
すぐにモロッコへ移動した事でしょう。
でも今日は違います。
急がずのんびりじっくりいく作戦です。
正面に見える、ヌエストラ・セニョーラ・デ・ラ・パルマ、
という宿にしました。
広くて清潔で快適です。
ちょっと電波は弱いですが、無料無線LANも使えます。
一泊20ユーロ(≒2300円)。
地球の歩き方掲載よりも安いです。
宿も空いているようですし、オフシーズンなのかも?
一息ついたので、散策を開始。
明日、あそこからモロッコへ移動します。
初のアフリカ大陸です。
アルヘシラスは、アフリカ大陸へ渡る人の起点となる港町です。
港には、旅行会社のオフィスが並んでいます。
様子をさぐりに、ちょっと入ってみました。
そしたらいいチケットが安かったので、即決していまいました。
アルヘシラスから、モロッコのタンジェまで。
9:30発の高速船で所要1時間、料金は20ユーロ(≒2300円)。
地球の歩き方には、所要2時間半くらいで45ユーロ程度って書いてあります。
時間も値段も大幅に条件が良くて、これは嬉しい誤算です。
お腹が減ったので食堂を探して徘徊。
手ごろなお店がありそうでなかなか見つからず。
静かな町です。
マニアックな武器が飾ってありました。
怪しげな青年に声をかけられました。
「チーノ チーノ」
東洋人に対して、こう言って馬鹿にすると聞いた事があります。
ちなみにチーノとは中国人という意味だと思います。
う~ん、どうなんだろう。
そんなに馬鹿にされているような感じはしないし、
まあまあフレンドリーな感じもするんですけど、
何を言いたいのかは全然解りません。
「チーノ! フォト!」
みたいな事を言いながら、私のカメラを指差しています。
なんだろ?
「俺を写真に撮れ!」って言ってるんですかねぇ。
雰囲気的には違うっぽいのですが。
友好的な感じもするのですが、ちょっと距離が近いんですよ。
風貌的にも、あまり大人しい感じじゃない青年ですし、、、
ここは安全のため、早々に離れる事にしました。
この他にも、妙なオッサンが英語で話しかけてきたんですよ。
「ホテル探してるの?そこはやめたほうがいい、こっちを薦めるよ」とか。
アルヘシラス、ちょっとガラが悪いかも。
食堂が見つからなかったので、スーパーで済ませる事にしました。
ここでも猛威を振るうキティ。
牛乳 0.6ユーロ(≒69円)
クロワッサンたくさん 0.84ユーロ(≒97円)
スナック菓子 0.97ユーロ(≒112円)
オレオ 1.27ユーロ(≒146円)
これだけ買って、全部で3.68ユーロ(≒424円)です。
うっすら気付いていましたけど、スペインは物価安いですね。
(イギリスやフランスなどの近隣の国と比べて)
宿でゆったり過ごしながらブログを書いて、現在に至ります。
いやー、いいですねぇ。快適です。
あまり急ぎすぎない旅っていうのが、こんなにも快適だとは。
それに大筋で予定が決まっているので、迷いが無いというのも嬉しいです。
これが普通っちゃ普通なんでしょうけど、
いつも焦ったり急いだり迷ったりしながら旅をしていたので、
こういう事がとても新鮮に感じます。
精神も肉体もだいぶ回復したと思います。
明日の朝、いいコンディションでモロッコに向かえそうです。
残念ながらサハラ砂漠までは到達できそうにありませんが、
モロッコの旧市街を満喫してこようと思います。
久々のイスラム文化です。
ただ、右手の指先が痺れるですよね。
なんなんですかね。
ホントにどこか悪かったりして。
まあいいや。
おやすみなさい。