こんにちは。
この続きでございます。
「旅に出たきっかけ」とかを書くべきなのに、なんだかただの昔話になっちゃってますね。
というわけで、先にあらすじとをちゃちゃっと書いてしまいます。
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このシリーズのあらすじ
2001年冬
大学の先輩の影響でタイを旅した。
その中で、
・苦労しながら成長できた実感があった
・色々な事が新鮮で面白かった
・長旅とか世界一周している人が羨ましくなった
・自分も世界中を旅してみたくなった
ということを感じた。
2002年春
某企業に入社した。
世界を旅したい気持ちはずっと継続していた。
2009年春
「全てが追い風だ」と感じて退職した。
「無職旅」を執筆開始して現在に至る。
といったところです。
ですのでこのシリーズでは「2001年冬の旅」について、心理描写を多めにして書いております。
では本編(?)に入ります。
今回は主に「苦労した」部分の話です。
2001年12月12日、初めてのタイ旅で、無事にホテルに到着した続きです。
初めての旅立ちの日の話、の続き
予約していたホテルに到着
【旅日記の内容】
20:30、バンコクセンターホテルについた。
意思疎通が難しい。
100バーツ(≒300円)もチップをあげてしまった。
世間知らずだった私は、相場の5倍くらいのチップを渡してしまいました。
「まるで仏様に拝むような姿勢」で、丁寧にお礼を言われたのを覚えています。
【旅日記の内容】
近所のセブンイレブンに行こうと思ったが、
ホテルの出口でトゥクトゥクにつかまり、町を回ってもらう事にした。
ホテルのすぐ目の前のセブンイレブンに行こうとしたら、トゥクトゥク(三輪タクシー)に声をかけられました。
「夜出歩くのは危ない!安全で美味しいレストランに連れていってあげるよ!」
という彼の提案に従い、トゥクトゥクでレストランに行く事にしました。
「すぐ近所のコンビニに行くのも危ないの???ホントに???」
とは思いましたが、旅初心者としては「危ない」とか「治安が悪い」という単語には、過敏になってしまいます。
50バーツから値切って、20バーツ(≒60円)になりました。
「初めて値切りをしたこと」も嬉しくて、楽しい気持ちで出発しました。
エンジンの爆音とか生暖かい風とかも、タイに来た実感を強めてくれました。
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トゥクトゥクに連れ回される話
シーフードレストラン編
10分くらいで、シーフードレストランに到着しました。
店の前に水槽があって、行きたエビとか魚が並んでいます。
こういうお店に来てみたかったんですよねー。
【旅日記の内容】
シーフードレストランに行ったが高い。
エビ一匹600バーツ(≒1800円)以上だ。
チャーハン+エビで1000バーツ(≒3000円)くらい。
日本でもこんなにしないような。
あれ、、、?ずいぶん高いですね、、、
タイの物価は安いと思っていたので、かなり驚きました。
困ったなぁ、、、お腹は減ってるけど、、、さすがに高いよなぁ、、、
*この時は解りませんでしたが、完全にボッタクリ価格です。
*そしてトゥクトゥクの運転手に手数料が入るシステムです。
*ただし本物の高級店に行くと、これくらいする事もあります。
日本人は雰囲気に流されやすいので、
「せっかく来たんだし」とか「なんか断りづらいから」という理由で、
値段が高くても利用してしまう事が多いようです。
しかし私はここで食事はしませんでした。
初心者ながらも、しっかり行動できて良かったと思います。
でも本当の事をいうと、
【旅日記の内容】
値切ってたら帰れと言われたので帰る。
という事でした……
「もっと安く!もっと安く!」と言い続けていたら、お店の人に「もういいから帰れ」と言われました。
まあ結果オーライですね……
ゴーゴーバー編
何も食べずにトゥクトゥクに戻りました。
「あれ?何も食べなかったの?」
「ここは高すぎます」
「じゃあもっと安いお店に連れていくよ」
「はい、お願いします」
という流れで別の場所へ出発し、5分くらいで妙な建物に到着しました。
「ここはレストランですか?」
「ここはゴーゴーバーだよ」
あれ、、、どうしてこうなったんだろう、、、
でも正直な所、ゴーゴーバーには興味がありました。
確か「セクシーなお姉さんのショーを見ながらお酒を飲めるお店」のはずです。
まあ、、、ね。
せっかく来たんだし、これもタイ文化の勉強だし、入店してみましょう。
入場料は500バーツ(≒1500円)でした。
(あとで入場料システム自体が嘘だった事を知ります)
むむむ……
なんか期待していたのと違うぞ……
っていうか怖い……
私の印象は↑こんな感じでした。
もしくは↑こんな感じかも。
とにかくステージ上のショーに、悪い意味で衝撃を受けた記憶があります。
でもって顔を引きつらせながら、100バーツ(≒300円)のコーラを飲んでました。
すると隣に元横綱の武蔵丸さんみたいなタイ女性が座り、「ウイスキーをご馳走してください」と言ってきました。
迫力に負けてOKしてしまいました。
1杯100バーツ(≒300円)で、5杯飲まれました。
「ハジメテキタノ オモシロイデショ?」
「は、、、はい、、、」
横綱の機嫌を損ねないように、気を使って発言しました。
でもって一瞬のチャンスを生かして、お店を出る事ができました。
そもそもが高いですが、更にボッタクられる事はありませんでした。
*タイ文化の名誉のために補足しておきます
*このお店が特別酷いというだけで、ゴーゴーバー自体は怖いお店ではありません
*ちゃんとしたお店なら、明るく楽しく健全に(もしくは不健全に)飲めると思います
ゴーゴーバー編2
待機していたトゥクトゥクの元にもどりました。
「おかえり、楽しかったでしょ?」
「え、、、まぁ、、、」
「じゃあ次のお店に行こうじゃないか」
「あの、、、お腹が減ってるんですけど、、、」
「そうかそうか、じゃあレストランに行こう」
でもって着いたところは、別のゴーゴーバーでした。
もういいです。やめてください。
愛想笑いする気力も残っていなかったので、しっかり断ってホテルに戻ってもらう事にしました。
そして15分くらいで無事にホテルに帰着。
私はへろへろでしたが、トゥクトゥクのおっちゃんはニコニコしていました。
(きっと手数料をたくさんもらえたのでしょう)
私は部屋に戻り、倒れるようにしてベッドに横になりました。
色々ありましたが、結局のところ何も食べていません。
ただ「夕飯を食べる」という事ができなかったのです。
疲労+ショックで落ち込みました。
【旅日記の内容】
ホテルに帰ってきてホっとした。
正直、あと45日もいられる自信がない。
つかれた。
トゥクトゥクに案内してもらうのはもうやめよう。
マジつかれた。
野生のゴキ◯リが大量だ。
メシ食えんのか?
つらい、つまらん、、、、ねよう。
そんな感じで、初めての旅の辛い初日が終わりました。
「こんなはずじゃなかったのに」と思いながら寝ました。
あとがき
今回はここまでです。
私の今現在の立場でいうと、100%私が悪いです。
意思をハッキリと主張できていないし、行動も軽率です。
それほど大した事が起きていないのに落ち込んでいるのも、メンタルが弱いせいです。
でもこの時は本当に辛かったんです。
「すぐにでも日本に帰りたい!」と思いました。
そんな落ち込んだ状態で、翌日も辛いことが続いちゃいます。
という内容を次回書きます。