4/16に、マンダレーのホテルで出発の準備をした後の話です。
20時頃、ホテルを徒歩で出発。
もう本気で濡れたくないので、徒歩が一番安全だと判断しました。
で、
本当にやめてください!もう濡れたくないんです!!
という意思表示をした場合、
それで許してくれる率は33%くらいだという事を学びました。
「OK、OK、大丈夫、水をかけないから安心して」
って言うわりに、目が輝いていたりするから怖いです。
↑警官
30分くらいでマンダレー駅に到着。
警官が和やかに話しかけてきて、誘導してくれました。
個人的にはミャンマーは、シリアやトンガと並ぶ、いい人の国だと思いました。
↑駅構内
売店とか食堂もあります。
切符は朝のうちにマンダレー駅で買っておきました。
マンダレー⇒バガンの夜行列車のアッパークラス 10ドル(≒820円)
ミャンマーの列車の席には、以下のクラスがあります。
・寝台(今回私が乗る列車にはない)
・アッパークラス(ふかふかのリクライニング椅子)
・ファーストクラス(クッション付きの椅子)
・オーディナリークラス(木の堅い椅子)
揚げパン 200チャット(≒20円)
水 300チャット(≒30円)
味はあんまり、、、
係員が1人ずつ座らせていきます。
文字通り「座らせていく」のです。
ちゃんと椅子に座るのを見届けてから、次の乗客の誘導をしていました。
アッパークラスの席は、そこそこ広くて快適っぽいです。
でもかなり老朽化していて、ボロっちいです。
ところでミャンマーの水かけ祭。
トラックとかバイクとか、乗り物に向かって水をかけるんですよね。
そして電車も乗り物なんですよね。
・・・すっかり忘れていました。
慌てて窓を閉めようとして、パニックになっている図。
あと、
「もう大丈夫だろう」
って油断してもいけなかったんですね。
けっきょく私もビショビショになってしまいました。
というわけで、定刻通り21時にマンダレーを出発です。
おやすみなさい。
と言いたいところなのですが、電車が揺れる揺れる。
レールの上を走っているのに、どうしてこんなに揺れますか?
っていうくらいの横揺れと縦揺れの連続。
脱線しちゃうんじゃないの?って不安になるレベルです。
しかもすわり心地が非常に悪くてお尻が痛いです。
とても寝られないです、、、ギギギ・・・
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2012年4月17日 火曜日 電車の中(ミャンマー)
おはようございます。
累計で90分くらいは寝られたような気がします。
駅などで何回か電車は停車しました。
その時は揺れないので、寝付くチャンスです。
午前4時頃、電車が停まりました。
もう早朝ですが、寝付くチャンスです。
30分経過、、、
60分経過、、、
あれ?いつまで停まってるの?
どうやら、
故障
した模様です。
う~ん、、困ったぞ。
困りましたよ、、、ねえ?
備蓄食料も少ないし、けっこうピンチな感じです。
服装からは全く分かりませんが、車掌さんのようです。
コーヒーとビスケットを配っていました。
そして、
「数時間のうちには直ると思うよ」
との事。
心強い言葉(?)に、一安心(?)
車内にはたくさんのねずみがいます。
黒い昆虫と違って、そこそこ可愛いので怖くないです。
でもあまりねずみと仲良くするとサバイバルできないって、昔マンガで読んだ事があります。
まったりムード。
しばらく復旧しなさそうです。
ビスケットと、アミノサプリ系の粉。
故障から6時間が経過。
10時頃に無事に運転再開です。
車内も喜びムード。
それにしてもこの電車、とっても遅いんです。
故障したとはいえ、もう出発から13時間経過しているのに、
まだ半分ちょいという事を知って愕然としました。
ちなみに全行程は250kmくらいでしょうか。
たまに物売りの人が来ます。
ちょっと気になるパッケージのお菓子。
ポテトチップ 200チャット(≒20円)
水 400チャット(≒40円)
なんとか栄養補給できました。一安心です。
だんだん暑くなってきます。
なぜか扇風機も止まってしまった車内は、かなりの暑さです。
しかも相変わらずの縦揺れ横揺れだし、とってもしんどいです。
新しく乗ってきた乗客が、ねずみを発見して驚いていました。
でもこの車内には数十匹は居ますぜ、、、
というわけで、マンダレーから約18時間かけてバガンに到着しました。
もうミャンマーの電車はこりごりでございます。
無職旅で一番しんどい電車でした。
つづく