引き続き、数日前のカイロのデモの様子です。
私はタフリール(タハリール)広場脇の、
イスマイリア・ハウスという宿に宿泊していました。
宿のベランダから、デモの様子がよくみえました。
たぶん催涙弾です。
催涙ガスが出ています。
多くの人は避難しましたが、1人の若者が向かっていきました。
そして催涙弾を遠くへ投げました。
たぶん警官隊を挑発しています。
避難する人たち。
たぶん催涙弾が発射されたのだと思います。
そうすると皆いっせいに避難します。
催涙弾と催涙ガス。
またさっきの若者が、催涙弾を遠くへ投げました。
主に催涙ガスにやられたものと思われます。
催涙ガスをしっかり吸ってしまうと、目が全然見えないうえに、
呼吸もかなり辛くなるようです。
私も少し催涙ガスを食らいましたが、
焚き火の煙を、何倍もきつくしたような感じでした。
裏路地に運んで救護活動をしていました。
たまに救急車も来ていました。
何を描いているのかはわかりませんが、
反政府的な内容なのでしょうか?
デモが過激化してから、CNNなどが取材に来ていたようです。
この100メートルくらい先では、過激なやりとりがされています。
私はここから先に行くことは自重しました。
火がついています。
たぶん火炎瓶のせいです。
ヘルメットなどをして、防御力を高めていました。
彼らが営業をしているうちは、まだ少し安心できます。
この時点で、負傷者は100名を超えていたようです。
(死者は1名らしいです)
私は2012年11月21日の19時で、カイロを立ち去りました。
行く末は気になりますが、その後さらに過激化していたようですので、
ただの旅人としては、ここら辺が潮時だったのかもしれません。
CNNのサイトを見ると、やはりデモは激化していたようです。
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一日も早く、そして平和的な解決を祈ります。