2019/3/24の午後に、小笠原の父島の『森歩きツアー』に参加している続きです。
小笠原の貴重な自然を学びながら、のんびりと森を歩いています。
とてもとても楽しいです。
『小笠原ツーリスト』さんで申し込んで、料金は5,000円でした。
スポンサーリンク
東平(ひがしだいら)
今は
東平アカガシラカラスバトサンクチュアリ
に来ています。
これは椿に寄生してる植物です。名前は忘れてしまいました。
タコノキ
ひとつ前の記事でも紹介した、タコノキ(蛸の木)です。
高い位置にある枝から、地面に向かって枝?根?が伸びてきています。
人間に例えるなら『腰が曲がってきたから杖をつく』ような状態でしょうか。
でもまだ枝は地面に到達していなくて宙ぶらりんです。
いやー、ホント不思議ですよねー。
SFとかファンタジー世界みたいな感じです。
マルハチ
これはマルハチという木です。
その中でも大きくて目立つもののそばへ行きました。
この白い丸は、枝が落ちた跡です。
漢字の『八』がひっくり返ったような模様なので、『マルハチ』と呼ばれています。
『植物を観察して歩く』って、一見すると地味で退屈に写るかもしれませんよね。
でも全然そんな事なかったです。
知的好奇心を刺激しまくりで、むしろかなり面白いです。
これは猫の捕獲装置ですね。
外来種の猫を捕獲して、本州に引っ越してもらうための物です。
昨日は小笠原世界遺産センターを見学しましたが、その時に勉強したので知っています(この記事)
色々な経験が結びついて、より楽しい森歩きになっています。
(まだまだご紹介したい事はたくさんあるのですが、そろそろ次のパートを書かなくては……)
スポンサーリンク
小港海岸
東平から移動しました。
ツアーの最後は、小港海岸でございます。
午前中に一人でスクーターで来た場所ですね。
でもこの場所が『東京都最南端のバス停』というのは、いま知りました。
時刻は16:30くらいです。
地元の子供たちが釣りをしていて、ちょうど撤収するところでした。
ところでガイドさんに教わって初めて気づいたのですが、ここは海の香りがしないんです。
海流の影響で海藻が流れついて来ないから、だそうです。
この岩だって一人で見たときは、
「あんな場所で雨宿りしてみたいなー」って思っただけですけど、
今はあの模様の成り立ちなどを学べたりしてますし、有意義さが全然違います!
ハスノハギリ
これも一人で来た時は気づかなかった!
ハスノハギリという植物です。
こっちから見るとリンゴっぽい感じですが、
中は空洞になっています。
水に浮きやすい構造なので、海を渡って種子が移動できました。
木の幹は、かつてはカヌーの材料に使われたそうです。
個人的な予想ですが『種子が海を渡ってきた木』という事で、
『航海に縁起が良い』って考えられたのかなーなんて思います。
これは別の木ですが、天皇陛下が小笠原を訪れた時に、こんな風に触ったとか触らなかったとか……
そんな感じで、森歩きツアー終了。
何回も書いてますが、本当に楽しかったです。
こんなにも面白い自然散策は、初めての経験です。
『日本語で話せる』っていうのも、大きいかもしれませんね。
気になった事を気軽に、しかも深い所まで質問できますから。
小笠原が世界自然遺産に登録された意味を、知識だけでなく体験として理解できました。
とてもとてもとても有意義でした。
ありがとうございました。
大村地区
17:00、大村地区に戻ってきました。
けっこう疲れてるし腎臓も痛くなってきたけど、休憩しないで展望台に行きます!
今日こそ綺麗な夕日を見たいですから!
つづく