株式会社MIYOSHIさんにお借りしたSL-EVで旅をしています。
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9/23(金)の夜、群馬県と長野県の県境にある内山峠でバッテリーが切れそうになりました。
その後、親切な安藤さんご夫婦の家で助けてもらっている話の続きです。
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安藤さんご夫婦のお家
とても親切な安藤さんご夫妻の家で、夕食をご馳走になりました。
その後、焼酎も頂きました。
旅の事とか家族の事とか、色々な話をしました。
「きんさんぎんさんって、まだ生きてるんだっけか?」
「お亡くなりになったはずですよ。生きてたら凄い年になってますよ」
などなど。
本まで頂いてしまいました。
こちらの短編集に、安藤さんの事が掲載されているそうです。
おべんとうの時間 3 (翼の王国books) [単行本(ソフトカバー)]
安藤さんは、南牧村(なんもくむら)で移動販売をされています。
この短いエピソードからも、暖かい人柄が感じ取れました。
2014年の大雪の日に、立ち往生したトラックの人達に、炊き出しをした話も書いてありました。
その時の感謝状やお礼の手紙が、壁に貼ってありました。
私もその人たちと同じように、今晩助けて頂いたという事なのですね。
こんなにも親切な人に巡り合えた幸運に感謝しました。
奇跡かもしれないと思いました。
まるでドラマとかドキュメンタリー番組の中に入ってしまったような気がしました。
実際に体験した事が信じられないくらい、素晴らしい出来事だったと思います。
でも私の表現力が足りないために、この時の感謝や感動の気持ちを十分に伝えられないのが、少し歯がゆく思います。
さくらちゃん
ラブラドールレトリバーのさくらちゃん。
我が家の愛犬のジョーと、だいたい同じくらいの年齢です。
可愛いです。
ところで旅のスケジュールが変更になりましたので、
予約していたホテルにキャンセルの連絡をしました。
その1つである、長野県の佐久市のホテルに電話した時に、こんな会話がありました。
「諸事情により行けなくなってしまったので、キャンセルをお願いします。大変申し訳ありません」
「分かりました。お越し頂けないのは残念ですが、こちらは凄い雨ですから……土砂崩れとかも起きてますし、もしかしたら中止されて良かったのかもしれませんね」
「そちらは大雨なんですか? 実は今、内山峠まで来ているのですが、バッテリーが切れてしまったため、途中で引き返して来たんです」
「こちらは凄い大雨が降っていて危ないです。そうですか、バッテリーが切れたとの事ですが、それが偶然に身を守ってくれたのかもしれませんね。ご先祖様が守ってくれたのかもしれませんね」
びっくりしました。
今いる場所から佐久市までは、ほんの20kmくらいです。
こちらは雨は止んで、静かな夜になっているのに。
ホテルの方は、私が小さな電気自動車(SL-EV)である事は知らないはずです。
普通自動車を想定して「危ない」と言うくらいですから……もし順調に峠越えをしていたら、もっと大きな危険が待っていたのかもしれませんね。
外で電話して戻ったら、タオルと歯ブラシまで出して頂きました。
何から何まで、本当にありがとうございます。
という1日でした。
たった1日の出来事でしたが、何日分もの内容があったように思います。
とてもとても濃くて貴重な経験をしました。
明日の朝の選択肢は3つあります。
1.改めて内山峠を越えて、そして長野県の安曇野市を目指す
2.予定を変更して引き返して、群馬県の名所を観光する
3.予定を変更して引き返して、自宅に戻る
よく考えて結論を出そうと思います。
おやすみなさい