こんにちは。
このまえ中国の成都に行ったときに、お土産で『張飛牛肉』を買いました。
しかし成田空港の検疫所で確認した所、『日本への持ち込みは不可』という事がわかり、その場で廃棄しました。
その際、検疫所の職員さんに、『日本への肉製品の持ち込みについて』色々と教えてもらいました。
せっかくなので、この記事で情報共有したいと思います。
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Contents
缶詰とかビン詰は、だいたいOK
↑ガチョウ肉
まずはOK例から。これはハンガリーのブダペストで買った、『フォアグラっぽい肉の缶詰』です。
これは『日本への持ち込みはOK』な物になります。
ポイント
・常温保存可能な缶詰もしくはビン詰
・賞味期限が長い
・未開封である
もし『要冷蔵』とか『開封済み』だったりするとダメですが、
普通の缶詰を買って普通に持ち帰ってくれば、日本への持ち込みはだいたいOKである
という認識で良いみたいです。
『どの国で買った』という事も、気にしなくて大丈夫です。
【追記 2016.11.25】
この件は私が成田空港の検疫所の職員さんから、口頭で教わった内容ですので、恐らく正しいと思います。
ですが動物検疫所のHPには、『缶詰やビン詰なら基本的にOK』という表記は見つかりませんでした。
ですのでより正確な情報が必要な方は、念のため事前に動物検疫所に確認される事をオススメします。
缶詰とビン詰以外は、だいたいダメ
↑牛肉
色々なルールがあるので、基本的に『缶詰とビン詰以外の肉』は買ってこない方が無難かと思われます。
例えば中国で買ったこの『張飛牛肉』は、冒頭でも書きましたが『日本への持ち込みは不可』でした。
↑小冊子
じゃあ缶詰でもビン詰でもないなら、どういうのがOKなの?という話を、続けて書きます。
条件1:レトルトパウチ加工品であること
おそらく、レトルトカレーみたいなパックに入ってる状態の事ですね。
さらに『常温保存可能』であり、『正しいレトルトの製法』である事が必要になりますが、個人で正確に判断する事は難しい場合があります。
ちなみに『真空パック』は、レトルトパウチに雰囲気が似てるけどダメです。
もちろん生肉とかもダメですよ。
この条件を満たしていた場合のみ、次に進めます。
条件2:指定された国や地域であること
さらに、ここに書いてある国である必要があります。
パッとみた印象だと、『北中米、北欧と西欧、オセアニアがOK』で、『それ以外はNG』という感じですね。
条件3:検査証明書があること
個人で手配するのは面倒ですが、これも必須となります。
日本国内での病気の発生を防ぐために、その肉に適切な処理がされていることを確認できる必要がありますので。
でもちょっと楽な場合もあって、例えば『アメリカのちゃんとしたお店』だと、商品と検査証明書がセットになっている事もあるそうです。
条件4:未開封であること
せっかく検査証明書があっても、開けちゃうとダメです。
というわけで、缶詰とビン詰以外の肉製品は、この条件1~4を全て満たしていないと、日本に持ち込む事ができません。
またこの条件とは別に、輸入停止品となっている物もあります。
2016年11月時点ですと、『アメリカとカナダで販売されているビーフジャーキーなどの牛肉加工製品』がこれに該当するので、日本へ持ち込めません。
↑牛肉
ここでもう一度、張飛牛肉の登場です。
・缶詰やビン詰ではないし、レトルトパウチ品でもない
・指定された国や地域ではない(中国)
・検査証明書もない
・開封済み
なんとこちら、条件1から条件4までの全てに不適合でした。
持ち込み不可な要素を全て兼ね備えている見本、であると言えるくらいですね。
まとめ
↑小冊子だワン
肉類の日本持ち込みについて、最後に簡単にまとめると、
・缶詰とビン詰はだいたいOK
・それ以外は判断が難しいので、やめておいた方が無難
という事になりますね。
ルールを知っておく事はとても大切ですし、検疫所の職員さんも「友人や知人に伝えてもらえると助かります」と言っていたので、この記事を書いてみました。
なお、これらは『聞いたことや調べたことを元に、私がそう解釈した内容』ですので、事実と異なる部分がありましたら、ご指摘いただけると嬉しいです。