表題の通り、
ヴェネツィアで結婚した馴れそめ
の話を書いてみようと思います。
(残念ながら私の話ではありません)
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登場人物
登場人物をご紹介します。
イタリア人のマルコさん
この写真の人です。
職業はミュージシャンで、ほぼヴェネツィア生まれのヴェネツィア育ちです。
日本人のMさん
この写真の右に腕だけ写っている人です。
ヴェネツィアが好きで好きでたまらなくて、数年前にヴェネツィアに留学に来ました。
2014年1月に私がヴェネツィアを旅している時に、お二人と知り合いました。
1/3ヴェネツィアで昼間っからお酒を飲んでみたり
そして2015年5月に お二人と再開したのですが、めでたくご結婚されていました。
5/25ヴェネツィアのお得なカード、結婚式、小ネタ、ジャズバー、など
結婚の馴れ初めとかを聞いたのですが、
それがあまりにも素晴らしい話でしたので、ブログに書かせて頂く事にしました。
(執筆の許可も頂いています)
上手く書けるかどうか不安で、なかなか着手できませんでしたが、上手くなくてもいいので頑張って書いてみます。
では、ここから本編スタートです。
出会いはジャズバー
先日ご紹介した、VENICE JAZZ CLUBが最初の舞台です。
今から数年前の話です。
マルコさん
このお店でコントラバスを演奏していました。
Mさん
留学でヴェネツィアに来ています。
ある日友人に連れられて、このお店に来ました。
という訳で、『演奏家とお客さん』として二人は出会いました。
いきなりプロポーズ
その後、Mさんたちは演奏しているメンバーと皆で飲みに行きました。
「Mさん、、、僕と結婚してもらえますか?明日、教会の前で待ってますから」
「はっ? なんなんですかいきなり?」
初めて会った日に、いきなりマルコさんにプロポーズされてしまったMさん。
もちろん冗談というか、『これがイタリア式社交辞令か!』と思いました。
なので、
「あなたは日本の女性が好きなのかな?じゃあ今度、日本の友達を紹介してあげますよ」
と軽くかわしました。
しかしマルコさんは、
「いやいや、そういう事じゃないんです。キミと結婚したいんです」
とマジで返してきました。
それでも普通は、本気だとは思いませんよね。
というわけで、Mさんはやや適当に応対して、この日は解散しました。
イタリア男性の話
ちょっと話題がそれます。
『イタリア人はすぐに女性を口説く』というイメージがありますよね。
これは実際にその通りのようです。
でも、『結婚は全く別問題』だそうです。
一般的にイタリアの男性は、あまり結婚したがらないそうです。
日本でも結婚願望の低い男性は多くなっていますが、イタリアはもっと比率が高いそうです。
なのでナンパとか社交辞令で『結婚しよう』って言うのは、まず有り得ない事だそうです。
後日そういう事を知って、ちょっとドキっとしたMさん。
なんやかんやで、マルコさんとの交際がスタートしました。
めでたくご結婚
また色々とあって、2015年5月初旬に、お二人はめでたくご結婚されました。
結婚して3週間くらい経った所で、私がヴェネツィアを旅しに来て、お二人と再開しました。
それで根掘り葉掘り質問させて頂きました。
私
「Mさんはいつどんな瞬間に、結婚を意識というか決意したんですか?」
Mさん
「付き合ってしばらくしてから、小さな部屋を借りたんですけどね、そこでマルコのコントラバスの練習を見ていたんですよ。そうしたら、ある日ふと『私はこの人と結婚するんだなー』って思ったんです」
マルコさん
「ふ~ん、、そうだったんだ。僕は一目見た瞬間に結婚すると思ったから、出会った日にプロポーズしたけどね」
マルコさんの発言からは、『結婚を意識したのずいぶん遅いね』的なニュアンスが感じられました。
私
「確か『明日教会で待ってるよ』ってプロポーズしたんですよね?次の日、本当に教会で待ってたんですか?」
マルコさん
「それは忘れちゃった(照れ笑い)」
私が聞いた話はこれで全てでございます。
かなり熱いと思うのですが、いかがでしょうか。
特にマルコさんの発言とか行動とか照れ笑いとか、メチャカッコいいと思いませんか?
皆様に同意してもらえるかどうかは分かりませんが、ともかく私はかなり感動しました。
こんな事って本当にあるんですね~。
末永くお幸せに。
VENICE JAZZ CLUBに行くと、そんな素敵な出会いがあるかもしれませんね。
ヴェネツィアのオススメのジャズバーです(VENICE JAZZ CLUB) *割引情報アリ
と、宣伝っぽくまとめてみました。
おしまい
余談
Mさんのご両親に挨拶すべく、マルコさんも日本に来ました。
その時に色々な日本食を食べましたが、一番感動したのは『たこ焼き』だったそうです。
「ワオ!何これ!?信じられない美味しさだ!」
とか、大興奮だったそうです。