「昔のインド旅シリーズ」の7日目の後半です。
アーグラーに到着したところから、自分の考え方とか行動を変えてみています。
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アーグラーを観光してます
アーグラー城に入場しました。
インド人の観光客もたくさん来ていました。
アーグラー城はかなり凄いです。
正直いって舐めてました。ごめんなさい。
数日前に行ったメヘラーンガル砦も素晴らしかったですが、それと互角くらいの魅力を感じます。
敷地が広いですし、建物の状態も良いです。
造形も熱くて格好いいです。
遠くにタージマハルが見えますね。
興奮しながらアーグラー城を見学していましたが、
遠くに見えるタージマハルが美しすぎて、
一瞬で心をそちらに持っていかれました。
しばらく見とれていました。
今は乾季ですが、雨季ならば手前の草原部分が川になるそうです。
するとまるで空に浮かんでいるように見えるとか。
時系列から逸れて2014年3月15日、
この記事を書いている今現在の話です。
この写真はコンデジで撮ったものですし、あまり画質が良くないです。
でもタージマハルはとても幻想的で美しいと思いました。
正直言って、キュンと来てしまいました。
私は今月インド旅に行くわけですが、
「タージマハルは一度行ったからパスしようかなー」
なんて思ってましたが、気が変わりました。
もう一度行くべきだと思いました。
17:00頃、大満足でアーグラー城を出ました。
タージマハルは明日、見学しに行く予定です。
サイクルリクシャー(自転車タクシー)のおっちゃんに、熱心に声をかけられました。
「リクシャー乗る?料金は5ルピー(≒15円)だよ」
「安いですね。でも寄り道するんですよね?」
「そう、ショッピング行くよ!でも見るだけで買わなくていいよ」
「それなら乗りません」
「見るだけでいいんだよ!だから乗りなよ!」
「ショッピングは行きたくないから乗りません」
ハッキリ断ったので脈なしと思われたのか、おっちゃんは別の観光客の方に行ってしまいました。
これでいいのです。
ちゃんと断るべきところで断ればいいのですから、最初から無視しなくったっていいんです。
「断ることができる」という自信がついたので、リクシャーとかお店の人も怖くなくなりました。
ここでこの日の旅日記の内容を掲載したいと思います。
ちょっと恥ずかしい気持ちもありますが、頑張ってほぼ原文のまま載せてみます。
自分向けのメモ書き集なので、意味が通じづらい部分はご容赦ください。
【旅日記の内容】
郵便局に行ったら子供が話しかけてきた。
自分の名前を言って「インド好き?」と聞くだけで終わり。
ほんわかした気持ちになった。
昨日の自分なら絶対に無視していた。
でもやっぱり今日みたいな方が楽しい。
子供にも笑顔で接してみた。
違う町に来たというのもあるが、昨日までと全然違う。
楽しいし嬉しい。
気持ちが違います。
「地球の歩き方の8ページ目」の意味がやっと解った。
心に余裕ができたので、やさしくなったのだと思う。
そういえば昼飲んだラッシーのせいか、初めてお腹がゆるくなった。
でもこれもリラックスしてきた証拠かも?
【旅日記の内容】
宿に戻って食事。
マトンカレーとミルクティー105ルピー(≒315円)。
美味いねえ。
本格的に楽しくなってきた。
昨日までは「帰りたい」、「飽きた」と思っていたが、長い日程で良かった。
もし前半だけで帰っていたら、インドが、
もしかしたら旅も嫌いになっていたかもしれない。
明日は何が起きるかとても楽しみ。
インド好きになってきた。
でも気は抜かないようにしないと。
ナイトマーケットに行ってみる。
かけられた声に返事をするというだけで、スゲー楽しい。
表情を変えると気持ちまで変えられるんだと思った。
旅日記にも書いてあるように、この日の夕方頃から急激に楽しくなってきています。
自分の写真を見ても、いい笑顔になっていました。
楽しいから笑顔になっているのか、あるいは笑顔で過ごしているから楽しくなったのか。
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どちらが先かは分かりませんが、好循環に入っています。
ところでジオン軍のような地球連邦軍のようなシャドルーのような、不思議な服装の人たちがいますね。
と思ったら、結婚パレードの衣装でした。
【旅日記の内容】
自分を変えてみた成果がすぐに出た。
なんと、結婚パレードに遭遇した。
みんな踊って歌って祝う。楽しそう。
自分もこれを見たかったんだと思う。
今まで無理して色々やって、楽しいと思い込もうとしていた。
正直、キャメルサファリは感動していない。
話のタネとしては良かったが。
本当に良かったのはメヘラーンガル砦だけだった。
でも今は心から楽しんでいる。
ホントに楽しい。
これをしたかったのだ。
自分の気持ちが変わったからだと思う。
結婚パレードに遭遇したのは偶然だけど、
自分を変えた途端にそんなイベントがあったので、
とてもビックリした。
旅を勘違いしていたかも。
人に話した時に興味をひいて喜ばれるような経験をしたい。
確かにそれはある。
しかし本質は違う。
自分が楽しみたいことをすべきなのだ。
無理して多くの町をまわる。無理してラクダに乗る。
本当にそれがやりたかったのか?
今は余計な力が取れたのだと思う。
すごく楽しい。タージマハル楽しみ。
インド旅の収穫があった。
きっと優しくなったと思う。
なんかずいぶん汚くなってますね、、、
でも表情は晴れやかです。
【旅日記の内容】
結婚パレードを見終わって一休み。
宿のレセプションでインド人と一緒にテレビを見た。
テレビを見ながら解説してくれる。
「あれはドラマで、俳優が出てるんだよ」って。
それは見れば分かります。
ストーリーも説明してくれたけど、それはよく分からず。
一緒に写真を撮ったら喜んでくれた。
あとで送ります。
【旅日記の内容】
半畳くらいの売店の主人が手招きする。
10ルピー(≒30円)でビスケットを買った。
楽しそうに説明してくれて、最後に握手をした。
きっと日本人が好きなんだろう。
22時頃ネットをやって今日の活動は終わり。
何なんだこの楽しさは。
自分の気持ちでこんなにも変わるのか?
今まで無視した中に、たくさんの優しさがあって、それも逃していたのだと思う。
なんてもったいない事をしていたのだろう。
それを気づかせてくれたアーグラー、ありがとう。
ってな感じです。
いやー、やっぱり恥ずかしいですねー。
なんかポエムみたいですし。
いや、、、でも本当に正直な感想を言うと、「けっこういい事が書いてあるなあ」と思いました。
最近は旅そのものに迷いが出ている部分がありましたが、この時のインドの気持ちを思い出せて良かったです。
今月のインド旅も楽しみになってきました。
ところで↑の方に「地球の歩き方の8ページ目」ってありますが、それは「地球の歩き方インド編07-08」にある文章の事です。
素晴らしい内容なので、ここに引用させていただきます。
インドへの誘い(いざない)
インド。それは人間の森。
木に触れないで森を抜けることができないように、
人に出会わずにインドを旅することはできない。
インドにはこういう喩えがある。
深い森を歩く人がいるとしよう
その人が、木々のざわめきを、
小鳥の語らいを心楽しく聞き、
周りの自然に溶け込んだように自由に歩き回れば、
そこで幸福な一日を過ごすだろう。
だがその人が、例えば毒蛇に出会うことばかりおそれ、
歩きながら不安と憎しみの気持ちを周りにふりまけば、
それが蛇を刺激して呼び寄せる結果になり、
まさにおそれていたように毒蛇に噛まれることになる。
インドは「神々と信仰の国」だという。
また、「喧騒と貧困の国」だともいう。
だが、そこが天国だとすれば、
僕たちのいるここは地獄なのだろうか?
そこを地獄と呼ぶならば、ここが天国なのだろうか?
インドを旅するキミが見るのは、
天国だろうか地獄だろうか?
さあ、いま旅立ちの時。
インドはキミに呼びかけている。
「さあ、いらっしゃい!私は実はあなたなのだ」
あと最後に一言。
当時の旅日記の中だと貶してる感じがしますが、砂漠とラクダは楽しかったと思いますよ。