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12/28インドで覚醒した日の後編 ちょっといい話かも?(アーグラー)

   

投稿日:2014-03-15 更新日:

「昔のインド旅シリーズ」の7日目の後半です。

アーグラーに到着したところから、自分の考え方とか行動を変えてみています。

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アーグラーを観光してます

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↑インド人

アーグラー城に入場しました。
インド人の観光客もたくさん来ていました。

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↑城

アーグラー城はかなり凄いです。

正直いって舐めてました。ごめんなさい。

数日前に行ったメヘラーンガル砦も素晴らしかったですが、それと互角くらいの魅力を感じます。

敷地が広いですし、建物の状態も良いです。
造形も熱くて格好いいです。

DSC01260
↑城

遠くにタージマハルが見えますね。

興奮しながらアーグラー城を見学していましたが、
遠くに見えるタージマハルが美しすぎて、
一瞬で心をそちらに持っていかれました。

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↑景色

しばらく見とれていました。

今は乾季ですが、雨季ならば手前の草原部分が川になるそうです。

するとまるで空に浮かんでいるように見えるとか。

DSC01290
↑タージマハル

時系列から逸れて2014年3月15日、
この記事を書いている今現在の話です。

この写真はコンデジで撮ったものですし、あまり画質が良くないです。
でもタージマハルはとても幻想的で美しいと思いました。
正直言って、キュンと来てしまいました。

私は今月インド旅に行くわけですが、
「タージマハルは一度行ったからパスしようかなー」
なんて思ってましたが、気が変わりました。

もう一度行くべきだと思いました。

17:00頃、大満足でアーグラー城を出ました。

タージマハルは明日、見学しに行く予定です。

DSC01332
↑インド人

サイクルリクシャー(自転車タクシー)のおっちゃんに、熱心に声をかけられました。

「リクシャー乗る?料金は5ルピー(≒15円)だよ」

「安いですね。でも寄り道するんですよね?」

「そう、ショッピング行くよ!でも見るだけで買わなくていいよ」

「それなら乗りません」

「見るだけでいいんだよ!だから乗りなよ!」

「ショッピングは行きたくないから乗りません」

 

ハッキリ断ったので脈なしと思われたのか、おっちゃんは別の観光客の方に行ってしまいました。

これでいいのです。

ちゃんと断るべきところで断ればいいのですから、最初から無視しなくったっていいんです。

「断ることができる」という自信がついたので、リクシャーとかお店の人も怖くなくなりました。

 

ここでこの日の旅日記の内容を掲載したいと思います。

ちょっと恥ずかしい気持ちもありますが、頑張ってほぼ原文のまま載せてみます。

自分向けのメモ書き集なので、意味が通じづらい部分はご容赦ください。

【旅日記の内容】
郵便局に行ったら子供が話しかけてきた。
自分の名前を言って「インド好き?」と聞くだけで終わり。
ほんわかした気持ちになった。

昨日の自分なら絶対に無視していた。
でもやっぱり今日みたいな方が楽しい。
子供にも笑顔で接してみた。

違う町に来たというのもあるが、昨日までと全然違う。
楽しいし嬉しい。
気持ちが違います。

「地球の歩き方の8ページ目」の意味がやっと解った。
心に余裕ができたので、やさしくなったのだと思う。

そういえば昼飲んだラッシーのせいか、初めてお腹がゆるくなった。
でもこれもリラックスしてきた証拠かも?

 

DSC01350
↑夕食

【旅日記の内容】
宿に戻って食事。
マトンカレーとミルクティー105ルピー(≒315円)。
美味いねえ。

本格的に楽しくなってきた。
昨日までは「帰りたい」、「飽きた」と思っていたが、長い日程で良かった。
もし前半だけで帰っていたら、インドが、
もしかしたら旅も嫌いになっていたかもしれない。

明日は何が起きるかとても楽しみ。
インド好きになってきた。
でも気は抜かないようにしないと。

ナイトマーケットに行ってみる。
かけられた声に返事をするというだけで、スゲー楽しい。
表情を変えると気持ちまで変えられるんだと思った。



DSC01380
↑インド人

旅日記にも書いてあるように、この日の夕方頃から急激に楽しくなってきています。

自分の写真を見ても、いい笑顔になっていました。

楽しいから笑顔になっているのか、あるいは笑顔で過ごしているから楽しくなったのか。

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どちらが先かは分かりませんが、好循環に入っています。

ところでジオン軍のような地球連邦軍のようなシャドルーのような、不思議な服装の人たちがいますね。

と思ったら、結婚パレードの衣装でした。

DSC01396
↑結婚パレード

【旅日記の内容】
自分を変えてみた成果がすぐに出た。
なんと、結婚パレードに遭遇した。
みんな踊って歌って祝う。楽しそう。

自分もこれを見たかったんだと思う。
今まで無理して色々やって、楽しいと思い込もうとしていた。

正直、キャメルサファリは感動していない。
話のタネとしては良かったが。
本当に良かったのはメヘラーンガル砦だけだった。

でも今は心から楽しんでいる。
ホントに楽しい。
これをしたかったのだ。
自分の気持ちが変わったからだと思う。

結婚パレードに遭遇したのは偶然だけど、
自分を変えた途端にそんなイベントがあったので、
とてもビックリした。

旅を勘違いしていたかも。
人に話した時に興味をひいて喜ばれるような経験をしたい。
確かにそれはある。

しかし本質は違う。
自分が楽しみたいことをすべきなのだ。

無理して多くの町をまわる。無理してラクダに乗る。
本当にそれがやりたかったのか?

今は余計な力が取れたのだと思う。
すごく楽しい。タージマハル楽しみ。

インド旅の収穫があった。
きっと優しくなったと思う。


DSC01407
↑インド人と日本人会社員

なんかずいぶん汚くなってますね、、、
でも表情は晴れやかです。

【旅日記の内容】
結婚パレードを見終わって一休み。
宿のレセプションでインド人と一緒にテレビを見た。

テレビを見ながら解説してくれる。
「あれはドラマで、俳優が出てるんだよ」って。
それは見れば分かります。
ストーリーも説明してくれたけど、それはよく分からず。

一緒に写真を撮ったら喜んでくれた。
あとで送ります。

 

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↑売店

【旅日記の内容】
半畳くらいの売店の主人が手招きする。
10ルピー(≒30円)でビスケットを買った。
楽しそうに説明してくれて、最後に握手をした。
きっと日本人が好きなんだろう。

22時頃ネットをやって今日の活動は終わり。

何なんだこの楽しさは。
自分の気持ちでこんなにも変わるのか?

今まで無視した中に、たくさんの優しさがあって、それも逃していたのだと思う。
なんてもったいない事をしていたのだろう。
それを気づかせてくれたアーグラー、ありがとう。

 

ってな感じです。

いやー、やっぱり恥ずかしいですねー。

なんかポエムみたいですし。

いや、、、でも本当に正直な感想を言うと、「けっこういい事が書いてあるなあ」と思いました。

 

最近は旅そのものに迷いが出ている部分がありましたが、この時のインドの気持ちを思い出せて良かったです。

今月のインド旅も楽しみになってきました。

ところで↑の方に「地球の歩き方の8ページ目」ってありますが、それは「地球の歩き方インド編07-08」にある文章の事です。

素晴らしい内容なので、ここに引用させていただきます。

インドへの誘い(いざない)

インド。それは人間の森。
木に触れないで森を抜けることができないように、
人に出会わずにインドを旅することはできない。
インドにはこういう喩えがある。

深い森を歩く人がいるとしよう
その人が、木々のざわめきを、
小鳥の語らいを心楽しく聞き、
周りの自然に溶け込んだように自由に歩き回れば、
そこで幸福な一日を過ごすだろう。

だがその人が、例えば毒蛇に出会うことばかりおそれ、
歩きながら不安と憎しみの気持ちを周りにふりまけば、
それが蛇を刺激して呼び寄せる結果になり、
まさにおそれていたように毒蛇に噛まれることになる。

インドは「神々と信仰の国」だという。
また、「喧騒と貧困の国」だともいう。

だが、そこが天国だとすれば、
僕たちのいるここは地獄なのだろうか?
そこを地獄と呼ぶならば、ここが天国なのだろうか?
インドを旅するキミが見るのは、
天国だろうか地獄だろうか?

さあ、いま旅立ちの時。
インドはキミに呼びかけている。
「さあ、いらっしゃい!私は実はあなたなのだ」

 

あと最後に一言。

当時の旅日記の中だと貶してる感じがしますが、砂漠とラクダは楽しかったと思いますよ。

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