「昔のインド旅シリーズ」の7日目です。
本編に入る前にちょっと他の話からします。
つい先日、「初めてのタイ旅シリーズ」を書きましたよね。
辛い思いを乗り越えて成長した話とかです。
参考記事:旅に出たきっかけとか 8:覚醒してタイが大好きになった話
人生の中で「自分が変わった日」を2日挙げるとしたら、
ひとつはタイで覚醒した日、
そしてもうひとつは、インドのこの日になります。
そんな前置きを踏まえつつ、本編に入りましょう。
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2007年12月28日 金曜日 ジャイプル(インド)
おはようございます。
駅の2階の部屋に宿泊しましたが、うるさくてよく寝られませんでした。
風で何かがパタパタする音が足音に聞こえたのも怖かったです。
5:30に起きて身支度をして、6:10の列車に乗りました。
いい席にしたので快適でした。
ジャイプル⇒アーグラー 列車2A席 535ルピー(≒1605円)
↑朝食
突然ですが、
この瞬間から考え方や行動を変えてみる事にしました。
今まではトラブルを避けるために、
・声をかけてくる人は基本的に無視する
・般若のような顔をして歩く
・リクシャー(3輪タクシー)はできるだけ使わない
・買い物もできるだけしない
・何かを断る時は巌しい表情と言葉を使う
こんな風にしていました。
これをやめてみるという訳です。
ここまでのインド旅はトラブルもなく順調でしたが、モヤモヤした気持ちが少しずつ増えていました。
なので実験的に、自分を変えてみようと思ったのです。
アーグラーに到着
10:30頃、アーグラーに到着。
タージマハルで有名な町でございます。
アーグラーの駅前にはリクシャーの客引きがたくさんいました。
かなり熱心に営業しています。
あまりにも熱心なので怪しく感じてしまいます。
昨日までの私なら確実に無視していましたが、試しに指定したホテルまで乗ってみる事にしました。
料金は40ルピー(≒120円)でした。
タクシー類でホテルまで行くと、紹介料が上乗せされて、宿泊費が高くなる事があります。
それはそれで少し嫌なのですが、大した金額じゃないでしょうし、気にしない事にしましょう。
カマルというホテルに来ました。
宿泊費は360ルピー(≒1080円)でした。
特に上乗せされることもなく、普通の料金でした。
「インド人は絶対にボッタクってくる」
と思っていましたが、これは私の思い込みだったのですね。
もちろん商売熱心なインド人も多いですが、そうでない普通の人も多いです。
そんな当たり前の事を、今更ながら学びました。
フレンチトースト 50ルピー(≒150円)
ラッシー 20ルピー(≒60円)
ホテルの屋上で爽やかな食事です。
昨日はホテル探しで苦労しましたが、今日はスムーズに行動できてとても楽です。
屋上からはタージマハルを見る事ができます。
優雅な昼食タイムのあとはホットシャワーを浴びて昼寝して。
素晴らしい日です。
売店のおっちゃんに遠くから声をかけられので、用事はないけど近くに行ってみる事にしました。
「お前日本人か。そうかそうか」
これで終わりでした。
でもたったこれだけの話でも、私にとっては大きな進歩です。
昨日までだったら、
「何か売りつけられそうになったら嫌だ」
という理由で、絶対に近寄らなかったでしょうから。
私が考え方を変えたことで、おっちゃんと楽しく挨拶する事ができました。
なんか全体的に楽しくなってきたかも?
もちろん
「アーグラーの町そのものが良い」
という理由もあるのでしょうが、
あれだけ怖かったインドの町が、普通に良い町に思えてきました。
アーグラー城に行ってみました。
入場料は5USドル(≒580円)。
ここまではリクシャー(3輪タクシー)で来ましたが、旅日記によると私はチップも支払っていたので、きっと心に余裕ができていたのでしょう。
つづく