「昔のインド旅シリーズ」の4日目の後半です。
ジョードプルの宿で急遽申し込んだキャメルサファリツアーで、ラクダに乗った続きです。
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ジョードプル近郊の砂漠のどこか
私はモーティ(ラクダ)とマリパル君(少年)と一緒に、どこだか分からないけど砂漠の中へ歩いていきました。
2人してモーティの背中に乗っています。
ジープを運転してきたガイドのシェンカさんは、どこかへ帰っていきました。
マリパル君の友達の家で休憩タイム。
チャイ(紅茶)を出してくれました。
でも飲めませんでした。
だってもしも、もしもですよ、
万に一つの可能性だとしても、
このチャイに睡眠薬が入っていたとしたら、大変な事になってしまいます。
身ぐるみを剥がされて放置されたら、ほぼ100%死んでしまうでしょう。
砂漠の中ですから通りすがりの人なんていませんし、公正な目撃者もいません。
というわけでコップに口をつける事もしませんでした。
マリパル君が一生懸命に勧めてくれればくれるほど、私の不安は増していきました。
「痺れを切らして武器で攻撃されたらどうしよう」なんて心配しながら、縮こまって座っていました。
15分くらいして休憩は終了。
またラクダに乗ってどこかへと歩いていきました。
結局、何も事件は起きませんでした。
ただ私が勝手に心配しすぎただけというか、取り越し苦労をしただけでした。
ここらへんで少し自分自身に対しての疑問が出てきました。
安全第一とはいえ、何か違うんじゃないかなぁ、、、と。
旅の指さし会話帳を持ってきたのですが、マリパル君はそれを熱心に読んでいました。
ヒンディー語の部分を熱心に音読していました。
もしかしたら「本」そのものが珍しかったのかもしれませんね。
どこかの丘の上に到着。
どうやらここで夕日を見るようです。
マリパル君に「何かおやつちょうだい」的な事を言われたので、チーかま(チーズかまぼこ)とチョコレートをプレゼントしました。
残念ながらチーかまは、マリパル君の口には合わなかったようです。
まるで毒物を口にしてしまったかの如く、超本気で吐いてました。
チョコレートは普通に喜んでくれました。
どこからともなく、少年達が近寄ってきました。
少年強盗団だったらどうしよう、、、
と不安でしたが、ごく普通の一般的な砂漠っ子でした。
みんなマリパル君の友達のようです。
センターの少年がリーダー格のようですね。
表情から解るように、左側の少年は立場が弱い感じでした。
個別撮影をリクエストされました。
強い少年達が撮影の順番争いをしているなか、弱い少年達がちゃっかりカメラ目線になっていました。
砂漠のサンセットは美しかったです。
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ミスター・ガンガの家に到着
暗くなる寸前で、どこかの家に到着しました。
私の他に欧米人の観光客が何人かいました。
ここで本来のツアーに追いついた形となったのですね。
仲間ができてとてもとても安心しました。
ホントに。
みんなで砂漠ディナーです。
一番右の白い帽子の人が、
この家の主のミスター・ガンガです。
マリパル君のお父さんでした。
安心したところでビールも飲んで、
ほろ酔い気分で超楽しくなりました。
食事もガチでインド的で美味しかったです。
(少し変な匂いもしましたが)
ミスター・ガンガの家の住所です。
砂漠の中でも配達してくれるのですね。
(郵便局留めかも?)
合体太鼓の芸を見せてくれました。
英語がうまく話せなくて歯がゆかったですが、
とても楽しいひとときを過ごせました。
22時頃、そろそろ寝る時間です。
私の寝床はここでした。
屋外です。
砂漠の夜はとても冷え込みました。
でもベッドの中から見る月と星は、とても綺麗でした。
無事に砂漠を楽しむ事ができています。
来て良かったです。
おやすみなさい